水はけの悪い庭の末路!その劇的な改善秘策とは

 新築して新しい生活が始まり、庭も整備してこれからの暮らしに夢と希望を抱く日々は嬉しいものです。現代の日本においては多くの方が経験し、これからも経験することでしょう。とくに、地方である島根県の松江市や出雲市では、住宅造成が盛んに行われ戸建て住宅が年々増え続けています。ところが、同時に相談が増え続けているマイナス面もあることをご存じでしょうか。それは、敷地内の排水不良です。排水不良の相談が増えている理由はよく考えれば当然かもしれません。そして、排水不良はほとんどの場合専門的な方法により解決できます。
 今回は、庭の排水不良が増えている原因と、その解決方法を解説していきます。

庭の排水不良が増えている原因ー造成の構造

 庭の排水不良の相談が年々増えている原因は、住宅造成の構造が起因しています。ここでは出雲市の住宅造成の多くが田んぼを埋め立てしていることを取り上げます。田んぼを造成する工程としての一例として、まず、周囲を1m以上掘削して基礎コンクリートを打設し土留めの擁壁を立ち上げます。つまり、周囲を箱のように立ち上げるわけです。その後周囲に側溝を据えて、土留め内に土を入れます。しっかりと転圧すると造成完了です。簡単に言えば、田んぼの上に土をのせてしっかりと締め固めた状態です。もちろん、しっかりとしたつくりとなっているので、住宅を建設するのには問題がありません。しかし、こと排水の事になると別です。
 雨水の排水には、大きく分けると、表面を流れて排出される水と、土壌に浸透して地下に排水される水の2種類があります。造営地での排水は、周囲に側溝を設置しているので、表面を流れる排水は問題なく流れますが、土壌に浸透して地下に排水する能力は、どうしても低くならざるを得ません。コンクリートの枠で囲まれた田んぼの中に水を入れれば、水は停滞して溜まることは想像に難くありません。たとえ元が田んぼでなくとも、よほど砂地などの排水良好な場所でない限り同じことが起こるでしょう。山林を切った赤土等の粘土層でもやはり同じことです。つまり、多くの場合、造成地は排水が不良であると言えるのではないでしょうか。結果として、造成地への住宅建築が増えたことで、排水不良の相談が増えたと考えています。

庭の排水不良が増えている原因ー地域で決まる

 土質の日本地図があります。日本の土壌は地域で様々です。地域と言っても、本の数百メートルほど行くと、全く違う土壌になったりします。出雲市を例に出すと、海岸近くの浜町は砂の土壌です。浜砂と呼ばれています。ブドウの産地でビニールハウスが多く立ち並びます。同然、住宅地も砂地です。よって、非常に排水が良いです。しかし、同じ浜町でも内陸に向かうと稲作地域となります。元田んぼの造成地が多く見られます。その様は場所は前述の通り排水不良が著しくなります。浜から10分ほどにある一の谷公園付近は丘のような高台となります。一帯は赤土です。粘土の赤土は造成すると非常に固い排水不良となります。このように場所によって全く土質が違います。これは、その地域の地質の成り立ちが関係しています。つまり、地域によって、排水の良い地域とそもそも排水の悪い地域とがあるわけです。ゆえに、排水の悪い地域を造成して住宅建築が増えると、当然に、排水不良の問題も増えていくわけです。

庭の排水不良が増えている原因ー入りの問題

 排水不良は、出ていく水の量よりも入って来る水の量が多いから起こる問題です。これがマネーであればいくら貯まっても問題にならなにでしょうが、水の場合は深刻な問題を起こしかねます。水が出ていく能力を排水能力といいますが、排水能力は排水桝の大きさや排水管の太さ、排水勾配などにより決まってきます。つまり、排水能力は一定です。これに対して、入りである雨水は、どれだけ降るのかによって、毎回違います。最近はびっくりするほどたくさんのスコールのような雨が降る時があります。線状降水帯というかつてはあまり聞いたことがなかった用語をよく聞くようになりました。これを聞くとぞっとします。雨水の量が、排水能力を超えると排水不良となり、水が溜まります。排水能力の想定は変わっていませんので、近年の大雨には対応できていないのが現状です。排水能力に対しての雨水の量が上回ることが増えてきたというのも、排水不良の原因と言えます。

排水不良が引き起こす嬉しくない問題

 排水不良により住宅での生活がどのように問題を被るのでしょうか。一時水溜りができるくらいならば、別段の苦労もありません。しかし、万年排水不良の住宅にお住まいの方は、言わずとも知れたことだとは思いますが、主な内容を列挙してみましょう。
 ・常時の水溜りによるぬかるみと雑菌繁殖
 ・植物の根腐れによる枯損
 ・蒸れによる悪臭発生
 ・イシクラゲの繁茂
 ・蚊や害虫の発生
 ・排水桝に泥の堆積
 ・隣地への流出
 ・通行車輛の泥水跳ね
 ・コンクリ製品の白華現象促進
 ・住宅基礎付近の過湿によるカビ発生
 ・気運の低下
 排水不良が引き起こす様々な現象を挙げてみました。最後の気運の低下は家が湿気ると良くないことが昔から言い伝えられていることを意味していますが、健康上の問題も場合によっては考えられます。現代建築は高気密高断熱なので、庭の排水不良が直接健康被害に関係するとは言えませんが、いずれも、いいことはなさそうですね。
 このような問題を経験すると、排水を何とか解決したいという気持ちになりご相談に至るわけです。それでは、排水不良の住宅敷地を解決するにはどのような方法があるでしょうか。その具体的な方法について解説します。

排水問題を解決する専門手法

 排水問題を解決する方法として、状況によっていくつかあります。それぞれについて説明します。
①近くに側溝があるが、そこへ向かって排水がうまくいっていない場合。水は上から下に流れます。よって、側溝に向かって排水がうまくいっていない場合は、地表面を側溝に向かって流れるように勾配をつけることで排水がうまくいくようになります。途中に障害物、たとえばブロック塀などがあり、その結果表面排水がうまくいっていなければ、一部を開口して排水できるように処置ができます。この場合は、基本的に排水能力がある場合ですので、排水口まで水を向かわせれば解決できます。
②近くには側溝はないが、雨水桝がある場合。雨水桝は円形のプラスチック製が最近は多くつかわれるようになりました。雨水桝の蓋は2種類あり、1つは穴の開いていない蓋、もう1つは排水用の穴が開いている蓋です。穴が開いていないと、雨水桝があっても、水がそこへ流れることができません。穴あきの蓋に変えるだけで、排水できるようになります。また、周囲の地面が低くて、雨水桝に流れない場合もあります。雨水桝は、高さを調整できます。高さを低くすることで周囲の地面から水が流れるようにできます。
③近くに雨水桝も側溝もない場合。この場合は、新たに雨水桝を新設して、配管を既存の雨水桝や側溝に接続する方法があります。ただし、新設する雨水桝の排水管は接続先の既存雨水桝の排水管よりも高い位置でないと水は流れません。その点を考慮して新設することができます。これは少し専門性が高い上に、施工に技術を要しますので、専門業者に相談するのがよいでしょう。
④広い場所に水溜りができて、雨水桝だけでは排水が追い付かない場合。この場合は、暗渠排水管を埋設します。暗渠排水は広い面積の水を土中で集めて排水管へ導く土木の工法です。条件としては、集めた水が行く先は集中しますので、排水能力が見込める場合でないと機能しないことです。暗渠排水については、別のブログ「庭の排水を劇的に高める暗渠排水工法とは!」をご覧ください。
⑤どこにも現場よりも低い場所への排水先がない場合。この場合は、ポンプアップによる排水が解決策となります。1カ所に水を集めたプールを土中に作り、水中ポンプによって水を吸い上げて排出先へ導くものです。この方法では、水は高い場所から低い場所へ流れる原則を利用できないときに効果を発揮します。ただし、ポンプが稼働するには電気の配線も同時に必要となります。この工事は少し大きくなると専門性が非常に高くなりますので、資格を持った専門業者に依頼するほかありません。

 以上、主な解決策を列挙しました。排水方法を色々ありますが、まずは、どのパターンによって排水が不良となっているのかの現状分析が重要です。しっかりと事前調査をした上で、最も効率的かつ費用負担の少ない方法を選択すのが良いでしょう。

 


 毎日の生活は安全で健康でなければなりません。排水不良の敷地はそれをじわじわと脅かしていきます。そして、様々な問題を引き起こします。しかし、住んでみなければわからないというのが本当のところです。排水不良を解決するためには、ある程度の予算が必要です。場合によっては数十万、数百万円かかるかもしれません。予定外の出費は痛いものです。しかし、一生つづく問題を解決できるのであれば、できるだけ早く手を打った方が得です。この情報があなたにとって、少しでも早く手を打つことにつながれば幸いです。

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